「毎年ハワイに行きたいけど、旅費をどう貯めればいいかわからない」「銀行に預けるより賢い方法があるはず」——そう考えるなら、旅行積立が有力な選択肢だ。旅行会社や航空会社が提供する積立サービスは、通常の銀行定期預金を大幅に上回る利率を提供しており、貯まったお金をそのまま旅行費用に充てられる手軽さが魅力だ。本記事では2026年時点で利用できる主要3サービス(HIS・JCBトラベル・ANA)を金利・使い道・手軽さの3軸で比較し、あなたに合った1本を選ぶための判断軸を提供する。
旅行積立とは?銀行定期預金との違い
旅行会社・航空会社が提供する積立サービスで、銀行定期より高利率かつ満期後の金額を旅行費用にそのまま充当できる。
旅行積立とは、旅行会社や航空会社が運営する積立型の貯蓄サービスだ。毎月一定額を積み立て、満期(通常1〜3年)に達すると元本+サービス額(利息相当)を受け取れる仕組みで、受け取った金額はその会社の旅行商品の購入に充てられる。
最大の特徴は利回りの高さだ。2026年6月時点の主要銀行の定期預金金利が年0.1〜0.3%程度にとどまる中、旅行積立では年1〜3%のサービス率を提供しているサービスがある。ただし受け取りは現金ではなく旅行商品への交換が前提のため、「旅行目的の貯蓄」と割り切って使うのが正解だ。
主要3サービスを比較(2026年6月時点)
HIS・JCBトラベル・ANAの3社を金利・用途・使いやすさで比較し、自分に合う1本を選ぶための判断基準を整理する。
| サービス名 | サービス率 | 最低積立額 | 積立期間 | 受取方法 | 支払い |
|---|---|---|---|---|---|
| HIS 貯めチャオ | 年1% | 3,000円/月 | 1〜3年 | HIS商品券「SKY」(有効期限なし) | クレカ・口座振替 |
| JCBトラベル旅行積立 | 年最大3% | 10,000円/月 | 1〜3年 | JCBトラベル専用旅行券 | JCBカードのみ |
| ANAトラベラーズ積立 | 年1〜1.5% | 5,000円/月 | 1〜2年 | ANA旅行商品との相殺 | クレカ |
※JALは2023年に旅行積立サービスを終了しており、2026年現在も再開予定はない。
【HIS 貯めチャオ】手軽さ最重視ならこれ
月1,000円から積立可能で満期時に積立額の5%相当が上乗せされる、旅行積立の中で最も始めやすいサービス。
HIS「貯めチャオ」は3,000円/月から始められる低ハードルと、受け取り時の商品券「SKY」に有効期限がない点が際立つ。旅行の予定が未確定な人や、ゆっくり計画を立てたい人に向いている。HISは国内・海外ツアー・航空券と幅広い商品に使えるため、使い道の自由度も高い。
サービス率は年1%と控えめだが、毎月5万円を2年間積み立てた場合、受け取り時に約12,000円分のサービス額が加算される計算だ。銀行定期(年0.2%)と比較すると約5倍の利回りに相当する。注意点はHISの商品にしか使えない点で、HISをメインで利用する人向けのサービスといえる。
【JCBトラベル旅行積立】高利率を求めるならこれ
年利換算で高水準の利率を実現するJCB提供の積立で、JCBカードとの組み合わせで還元率がさらに高まる。
3サービス中最も利率が高いのがJCBトラベルの旅行積立で、年最大3%のサービス率を誇る。最低積立額が10,000円/月と高めで支払いがJCBカード限定という制約はあるが、JCBユーザーで旅行費用を計画的に貯めたい人には最もコスパが高い選択肢だ。毎月1万円を2年積み立てた場合の試算:元本240,000円に対し最大7,200円のサービス額が付く。JCBカードのポイントと組み合わせると実質利回りは3%超になる。旅行向けクレジットカード完全ガイドも参照してほしい。
【ANAトラベラーズ積立】ANA利用者ならこれ
ANAマイルやANA旅行商品への充当が強みで、ANAカード保有者には追加ボーナスが付与される積立サービス。
ANAトラベラーズの積立プランはANAの旅行商品をよく利用する人に最適化されている。特典航空券+積立分でホテルや現地オプショナルツアーを組み合わせるという戦略が取れるため、陸マイラーにとっては旅費の残り部分を賢く補填できる手段となる。
どれを選ぶべきか?タイプ別判断フロー
旅行頻度・利率優先度・マイル活用の有無で最適サービスが変わる。初心者はHIS、利率重視はJCB、ANA派はANAが基本指針。
- JCBカードを持っているか? → Yes → JCBトラベル(年最大3%)
- 旅行会社を固定したくないか? → Yes → HIS貯めチャオ(有効期限なし)
- ANAをメインに使っているか? → Yes → ANAトラベラーズ積立
迷ったらJCBトラベルを第一候補に置き、JCBカードがなければHIS貯めチャオから始めるのがおすすめだ。
旅行積立×クレジットカードで二重取りする方法
積立の毎月引き落としを高還元カードに紐付けるだけで、旅費を積み立てながらポイントを同時に獲得できる。
旅行積立の旨みはクレジットカードのポイント還元との組み合わせにある。JCBトラベル積立をJCBゴールドで払えば年利3%+カード還元1%=実質年4%相当のリターンが得られる。さらに海外旅行傷害保険付きのクレジットカードを旅行費用の決済に使えば保険料も不要になる。旅行積立+クレカ保険+マイル特典航空券の三位一体戦略が2026年の旅費を最小化する最短ルートだ。
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まとめ|旅行積立は「旅行目的限定の定期預金」として使え
JCBカードユーザーならJCBトラベル(年最大3%)、旅行会社を縛りたくない人はHIS貯めチャオ(有効期限なし)、ANAメインユーザーはANAトラベラーズ積立——この3つの判断軸を覚えておけば最適な1本が見つかる。まずは月3,000〜10,000円のムリのない金額から始めてみよう。
よくある質問
旅行積立と銀行定期預金の違いは何ですか?
旅行積立は年1〜3%のサービス率(利息相当)が得られる一方、受け取った金額は対応する旅行会社・航空会社の商品購入に限定される。現金で受け取れる銀行定期預金(年0.1〜0.3%程度)とは異なり、「旅行目的に特化した貯蓄手段」として割り切るのが正解だ。
途中解約はできますか?
多くのサービスで途中解約は可能だが、サービス率(利息相当)が受け取れず元本のみの返還となる場合がある。積立期間中の急な出費に備え、生活費とは別の余裕資金で積み立てるのが安全だ。
クレジットカード払いで旅行積立はお得になりますか?
JCBトラベル積立をJCBゴールドで支払うと、年利3%+カードポイント還元1%=実質年4%相当のリターンが得られる。積立とクレカを組み合わせることで旅行費用の節約効果が倍増する。
旅行費用を総合的に節約したい方は旅×お金完全ガイドも参照してほしい。またポイ活で旅行費用を半額以下にする方法や、クレカ年会費の完全回収術と組み合わせれば、積立だけでなく旅の全コストを最適化できる。
