2026年5〜6月発券分の燃油サーチャージは、JAL・ANA ともに欧米便で片道5万6,000円(往復11万2,000円)と過去最高水準に達している。毎年夏休みに海外旅行を計画している方にとって、気になるのは「7〜8月発券分はどうなるのか」という点だ。本記事では、7〜8月期の燃油サーチャージ発表時期・金額予測・賢い回避策を解説する。
燃油サーチャージの決まり方|2ヶ月前の平均価格がカギ
燃油サーチャージの金額は、「発券月の2ヶ月前のシンガポールケロシン2カ月平均価格」をもとに算出される。たとえば7〜8月発券分は、3〜4月のシンガポールケロシン市況価格の平均が基準となる。重要なポイントは、搭乗日ではなく発券日(航空券の購入日)で適用額が決まることだ。
JAL・ANAのゾーン制では、燃料単価と為替レートの組み合わせで「ゾーンA〜Q」が設定されており、各ゾーンに応じた金額が路線ごとに適用される。
2026年7〜8月発券分の発表時期はいつ?
JALとANAが7〜8月発券分の金額を公表するのは、2026年5月中旬〜6月中旬ごろの見込みだ。正式発表後、各航空会社の公式サイトおよびプレスリリースで告知される。旅行計画中の方は、発表直後の動向を見て購入タイミングを判断したい。
7〜8月期の予測|小幅下落の可能性あり
2026年5月末時点での原油先物価格は、中東情勢の落ち着きを背景に横ばい〜若干下落傾向にある。算出基準となる3〜4月のシンガポールケロシン平均は、2月〜3月(5〜6月期基準)の1バレル146.99ドルと比較して若干低い水準となる見込みで、7〜8月期は現行より小幅に下落する可能性がある。
ただし、中東情勢の再悪化や原油需給の急変があれば、現状維持または上昇に転じるリスクも残る。「下がるはず」と油断して購入を先延ばしにすることは禁物だ。
路線別:2026年5〜6月発券分の金額一覧(参考)
現在適用中の5〜6月発券分の金額(日本発・片道・JAL/ANA)は以下のとおりだ。7〜8月期も路線別の構造は同様となる。
| 路線 | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 欧州・北米・中東・オセアニア | 56,000円 | 112,000円 |
| 東南アジア・南アジア | 17,000円〜27,000円 | 34,000円〜54,000円 |
| 韓国 | 4,700円〜6,500円 | 9,400円〜13,000円 |
| 台湾・中国・香港・グアム | 8,200円〜11,000円 | 16,400円〜22,000円 |
※ 金額はJAL・ANAで若干差がある場合あり。最新額は各公式サイトで確認を。
燃油サーチャージを回避・節約する2つの方法
① マイル発券(特典航空券)で燃油サーチャージをゼロにする
JALのマイル発券(JAL特典航空券)では、燃油サーチャージが一切かからない。欧米便の往復で11万2,000円の節約になるため、マイルを貯めて特典航空券を狙うのが最も効果的な対策だ。マイルが貯まるクレジットカードのランキングも参考にしてほしい。
ANAのマイル発券でも同様に燃油サーチャージは不要となる。陸マイラーとして日常的にマイルを積み上げておくことが、高騰期の最大の防衛策となる。
② 購入タイミングを見極める
7〜8月期の金額が発表された後、もし5〜6月より下落していれば7月以降に発券することでコストを抑えられる。逆に下落が見込めない場合は、旅行日程が先でも早めに購入してしまうほうが有利な場合もある。5〜6月の詳細な分析もあわせて参考にしてほしい。
また、格安ビジネスクラスへのアップグレードを検討するなら、ビジネスクラスを安く乗る方法の完全ガイドで戦略を確認しておこう。
まとめ:7〜8月発券分は「小幅下落」に期待しながら発表を待つ
2026年7〜8月発券分の燃油サーチャージは、5月中旬〜6月中旬に発表予定だ。現在の原油動向からは小幅下落の可能性があるが、確定するまでは様子見が賢明だ。今すぐできる対策として、マイルの積み上げとクレジットカードの最適化を進めておこう。
夏の旅行コスト全体を節約したい方は、2026年夏休み海外旅行の節約完全ガイドも参照してほしい。