結論:ミュンヘン空港でプライオリティパスが使えるラウンジは、ターミナル1の「Airport Lounge World」と「Airport Lounge Europe」の2か所です。ANAとルフトハンザの便が出るターミナル2には、プライオリティパスで入れるラウンジはありません。ターミナル2から出発する人も、利用資格と行き先の条件を満たし、ターミナル1へ移動する時間を取れば、この2か所を使えます。ターミナル2のルフトハンザのラウンジには、ビジネスクラスの搭乗券か、スターアライアンスゴールドの会員資格とスターアライアンス便の搭乗券で入ります。
シェンゲン圏は、ドイツやフランスなど、互いの国境で入国審査をしないヨーロッパの国々のまとまりです。日本へ帰る便は圏外、ヨーロッパの圏内の国へ乗り継ぐ便は圏内の出発エリアから出ます。
| あなたの条件 | 使えるラウンジ | 場所 |
|---|---|---|
| プライオリティパス(シェンゲン圏外へ出発) | Airport Lounge World | ターミナル1・4階 |
| プライオリティパス(シェンゲン圏内へ出発) | Airport Lounge Europe | ターミナル1 D・5階 |
| ANA・ルフトハンザなどスターアライアンス加盟社のビジネスクラス | ルフトハンザ ビジネスラウンジ | ターミナル2 |
| スターアライアンスゴールド+スターアライアンス便の搭乗券 | ルフトハンザ セネターラウンジ・ビジネスラウンジ | ターミナル2 |
| カードも会員資格もない | Airport Lounge Europe(52ユーロ)/Airport Lounge World(72ユーロから) | ターミナル1 |
ミュンヘン空港ラウンジは、出発するターミナルとシェンゲン圏の内外で、使える場所が分かれます。ラウンジの基本は空港ラウンジ完全ガイドにまとめています。この記事では、羽田から直行便で着く人と、ミュンヘンで乗り継ぐ人が「自分はどこに入れるか」をすぐ決められるよう、空港・航空会社・プライオリティパスの公式ページをもとに整理しました。
羽田とミュンヘンの間は、ANA(NH217/NH218)とルフトハンザ(LH715/LH714)が直行便を運航しています。便名は2026年夏ダイヤ(10月24日まで)の時刻表によるもので、冬ダイヤの運航日は各社の時刻表で確認してください(ANAの国際線のご案内、ルフトハンザの日本路線のスケジュール)。
ミュンヘン空港ラウンジの全体像:ターミナル1と2で施設が違う
ミュンヘン空港の発表では、ターミナル2とその別棟の搭乗施設(サテライト。K・Lゲート)は、ルフトハンザグループとスターアライアンス加盟航空会社だけが使います。そのほかの航空会社はターミナル1から出発します。空港の公式サイトが載せている保安検査後のラウンジは次のとおりです。
| ラウンジ | 場所 | 営業時間 | 入れる人 |
|---|---|---|---|
| Airport Lounge World | ターミナル1・Aゲート側・4階 | 毎日5:00〜22:15 | プライオリティパス、有料(オンラインで72ユーロから) |
| Airport Lounge Europe | ターミナル1 D・5階 | 毎日5:00〜21:00 | プライオリティパス、有料(52ユーロ) |
| ルフトハンザのラウンジ | ターミナル2・G/Hゲートは4階と5階、K/Lゲートは5階 | ラウンジごとに異なる | ビジネス・ファーストの搭乗者、上級会員 |
| Emirates Lounge | ターミナル1・Aゲート側・4階 | 毎日11:40〜15:20/18:30〜22:15 | エミレーツのファースト・ビジネス、エミレーツとカンタスのゴールド以上 |
| Air France KLM Lounge | ターミナル1 D・5階 | 毎日5:15〜20:30 | エールフランス・KLM・スカイチーム加盟社のビジネス、スカイチーム・エリートプラス |
| VipWing | ターミナル1 E・4階 | 予約制 | 航空会社や座席クラスを問わない有料サービス |
営業時間の変更予定:プライオリティパスの公式ページによると、Airport Lounge Worldは2026年10月26日から5:00〜21:45、Airport Lounge Europeは2026年11月9日から5:30〜20:00に変わります。早朝便と夜の便では出発前に確認してください。
プライオリティパスで入れるミュンヘン空港ラウンジ2か所
プライオリティパスの公式サイトがミュンヘンで載せているのは、次の2か所だけです(2026年10月16日確認)。レストランなどの提携施設は載っていません。会員証の種類と使える回数はプライオリティパスの解説記事で確認できます。
Airport Lounge World(シェンゲン圏外へ出発する人)
- 場所:ターミナル1の桟橋(Aゲート側)の4階。保安検査と出国審査の後。
- 広さ:2フロアで1,200平方メートル(ミュンヘン空港公式)。
- 設備:温かい料理と冷たい料理、アルコール、子ども用スペース、仮眠用ベッド(空きがあれば)、喫煙室。
- 条件:入れるのは出発の3時間前から。滞在は最長3時間。2歳未満は無料(プライオリティパス公式)。
- 有料で入る場合:ミュンヘン空港の公式サイト(Airport Lounge Worldのページ)でオンライン購入すると72ユーロから。
Airport Lounge Europe(シェンゲン圏内へ出発する人)
- 場所:ターミナル1のDエリア5階。シェンゲン圏内の便に乗る人だけが使えます。
- 条件:入れるのは出発の3時間前から。滞在は最長3時間。2歳未満は無料(プライオリティパス公式)。
- 有料で入る場合:1人52ユーロ(ミュンヘン空港公式)。
- 注意:ミュンヘン空港の公式ページに「混雑のため一時的に閉めることがある」と書かれています。
ターミナル2から出発する人がこの2か所を使うとき
ミュンヘン空港のよくある質問によると、ターミナル2から出発する人も、利用資格(プライオリティパスなど)かオンラインで買った利用券があれば、2か所とも使えます。ただし次の点に気をつけてください。
- ターミナルを移動するので、ラウンジを出てから自分の搭乗口に戻るまでの時間を多めに見ておく。
- Airport Lounge Worldはシェンゲン圏外の出発エリアにあり、圏外へ出発する人(乗り継ぎを含む)だけが使えます。
- Airport Lounge Europeへ行くとき、ターミナル2の搭乗券はターミナル1の自動改札で読み取られません。有人の窓口でラウンジへ行くと伝え、係員の確認を受けます。
ルフトハンザのラウンジ(ターミナル2)とスターアライアンスゴールドの入室条件
ミュンヘン空港の公式サイトによると、ルフトハンザのラウンジはターミナル2にあり、G・Hゲート側は4階と5階、K・Lゲート側は5階です。ラウンジには、ファーストクラスラウンジ、セネターラウンジ、ビジネスラウンジの3つの区分があります。セネターラウンジは、ルフトハンザの上級会員と、他社の上級会員のための区分です。
| 出発するときの資格 | ファースト | セネター | ビジネス |
|---|---|---|---|
| スターアライアンス加盟社のビジネスクラス | × | × | ○ |
| スターアライアンスゴールド(スターアライアンス便の搭乗券が必要) | × | ○ | ○ |
- ファーストクラスラウンジ:ターミナル2の本館ではG21とH21のゲートの近く、サテライトではK11とL11のゲートの近くに入口があります(ルフトハンザ公式)。ルフトハンザの発表(2025年5月22日)によると、本館のファーストクラスラウンジは2025年5月に新しく開き、広さは約1,000平方メートル、毎日5:00〜22:00に開いています。
- セネターラウンジとビジネスラウンジ:上の表の条件を満たせば入れます。ルフトハンザの入室規定では、スターアライアンスゴールド会員は同じ便の搭乗券を持つ同伴者1人まで一緒に入れます(2026年10月19日確認)。
スターアライアンスゴールドがあれば、エコノミー運賃でもスターアライアンス便に乗る日はラウンジに入れるのが大きな違いです。ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)を持っていればスターアライアンスゴールドになります。取り方と特典の一覧はスターアライアンスゴールドの特典まとめに、搭乗実績を積んで資格を取る方法と費用はSFC修行の完全ガイドにまとめています。
ミュンヘン空港ラウンジに入る方法を、費用と時間で比べる
出張でミュンヘンを使う経営者・個人事業主は、「1回いくら払うか」と「年に何回使うか」で入り方を決めると迷いません。
| 入り方 | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|
| オンラインで利用券を買う(ターミナル1の2か所) | Airport Lounge Europe 52ユーロ/Airport Lounge World 72ユーロから | 年に1回だけ使う人 |
| プライオリティパス付きのクレジットカード | カードの年会費と、カードごとの無料回数・有料条件による | ターミナル1の航空会社で欧州へ行く人、ほかの空港でも使う人 |
| ビジネスクラスの航空券 | 航空券代に含まれる | 会社の出張規程でビジネスクラスが認められる人 |
| スターアライアンスゴールド | 資格の取り方と維持の条件による | ANA・ルフトハンザで年に何度も欧州へ行く人 |
判断の目安:Airport Lounge Europeの利用券を年に4回買うと、52ユーロ×4回で208ユーロです。ANAやルフトハンザでターミナル2から出る人は、プライオリティパスを使うとターミナル1との往復の時間がかかります。乗る航空会社がANAかルフトハンザに決まっているなら、搭乗口に近いターミナル2のラウンジに入れるスターアライアンスゴールドの方が時間を使いません。プライオリティパスを付けられるカードの比較はプライオリティパスを無料で持つ方法にまとめています。カードごとの無料回数と年会費は、申し込む前に各社の公式ページで確かめてください。
年会費を経費にできるかは、事業でどれだけ使うかで変わります。按分の考え方を含めて、税理士に確認してください。
ヨーロッパの他の空港と比べたい人は、ルフトハンザのもう一つの拠点であるフランクフルト空港のラウンジガイド、ヘルシンキ空港ラウンジの入室条件、パリCDG空港のラウンジガイドも参考にしてください。
よくある質問
ANAやルフトハンザで帰国するとき、プライオリティパスは使えますか?
使えます。ただし、プライオリティパスで入れる2か所はどちらもターミナル1にあるため、ターミナル2から移動する時間が要ります。日本へ帰る便はシェンゲン圏外なので、使うのはAirport Lounge Worldです。スターアライアンスゴールドの会員資格があれば、搭乗口に近いターミナル2のルフトハンザのラウンジも使えます。
プライオリティパスのラウンジには何時間いられますか?
Airport Lounge WorldもAirport Lounge Europeも、入れるのは出発の3時間前からで、滞在は最長3時間です(プライオリティパス公式)。
カードや会員資格がなくても入れるラウンジはありますか?
あります。ターミナル1のAirport Lounge Europeは52ユーロ、Airport Lounge Worldはオンラインで72ユーロからです(ミュンヘン空港公式)。ターミナル2から出発する人も使えますが、移動の時間を見ておいてください。
シェンゲン圏内と圏外で、使うラウンジは変わりますか?
変わります。ターミナル1では、圏外へ出る人はAirport Lounge World、圏内へ出る人はAirport Lounge Europeです。ターミナル2のルフトハンザのラウンジも、圏内と圏外で入口が分かれています。
まとめ
ミュンヘン空港ラウンジのうち、プライオリティパスで入れるのはターミナル1の2か所です。ターミナル2から出発する人も、利用資格と行き先の条件を満たし、移動の時間を取れば使えます。ANAやルフトハンザで出発するなら、ビジネスクラスの搭乗券か、スターアライアンスゴールドとスターアライアンス便の搭乗券で、ターミナル2のルフトハンザのラウンジに入れます。営業時間は2026年10月26日と11月9日に変わるので、出発前に公式サイトで確かめてください。
出典:ミュンヘン空港公式サイト(各ラウンジのページ・よくある質問・プレスリリース)、プライオリティパス公式サイト(ミュンヘンのラウンジのページ)、ルフトハンザ公式サイト(入室規定・ファーストクラスラウンジ)、ルフトハンザグループのニュースルーム(2025年5月22日)、ANAとルフトハンザの路線案内。いずれも2026年10月16日に確認しました。最新の条件は各公式サイトで確認してください。

