ANAのプレミアムポイント(PP)は「区間基本マイレージ×積算率×路線倍率+搭乗ポイント」で計算します。国内線は路線倍率が2倍で、東京-沖縄をエコノミークラスのフレックスで片道乗ると2,368ポイントです。この記事では、ANA公式サイトの積算率・区間基本マイレージ・公式シミュレーション(2026年10月30日確認)をもとに、計算式、路線別の早見表、SFC(スーパーフライヤーズカード)に必要なポイントの逆算までをまとめました。ステータス修行の全体像はマイル修行2026年完全ガイドで解説しています。
| 項目 | 結論(2026年10月30日確認) |
|---|---|
| 計算式 | 区間基本マイレージ×予約クラス・運賃種別の積算率×路線倍率+搭乗ポイント |
| 対象の便 | ANAグループ運航便、ANA便名で予約・搭乗するコードシェア便、スター アライアンス加盟航空会社運航便など |
| 路線倍率 | 国内線2倍/ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線1.5倍/それ以外1倍 |
| 搭乗ポイント | 国内線エコノミーはフレックスなど400、スタンダード200、シンプル100、セール0(2026年5月19日以降の搭乗分) |
| 集計期間 | 1月から12月の搭乗分(翌年に持ち越し不可) |
| 東京-沖縄の例(片道) | エコノミーのフレックス2,368、スタンダード1,774、シンプル1,477 |
| プラチナ(SFCの申込資格)に必要な数 | 50,000(うちANAグループ運航便で25,000) |
出典:ANA公式「プレミアムポイントとは」「ステイタス獲得条件」「国内線の積算率」(2026年10月30日確認)。端数は、ANA公式のフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションで羽田-那覇のシンプル(984マイル×70%×2=1,377.6→1,377、搭乗ポイント100を足して1,477)を確かめ、小数点以下を切り捨てて計算しています。
ANAのプレミアムポイント(PP)とは
プレミアムポイントは、マイルとは別に積算される、プレミアムメンバー(上級会員)の判定用のポイントです。毎年1月から12月の搭乗分で数え、その合計で翌年度のステイタスが決まります。プレミアムポイントはマイルと交換・合算できず、翌年に持ち越すこともできません。
対象になるのは、ANAグループ運航便(ANA・エアージャパン・ANAウイングス)、スター アライアンス加盟航空会社の運航便、スター アライアンス コネクティングパートナーの運航便です。AIRDO、ソラシドエア、スターフライヤーなどが運航する国内線のコードシェア便は、ANA便名で予約・搭乗したときだけANAグループ運航便として数えます。キャンペーンのボーナスマイル、ホテルやカードのマイルはプレミアムポイントの対象外です。
プレミアムポイントで目指すステイタスの中身は、ANAプラチナ修行ガイドで特典と費用の面から整理しています。
ANAプレミアムポイントの計算方法は4つの数字で決まる
1 区間基本マイレージ
区間ごとに決まっているマイル数です。東京(羽田・成田)発着なら、札幌510、福岡567、沖縄984、シンガポール3,312、ホノルル3,831などです(ANA公式の国内線マイレージチャート・国際線マイレージチャート)。
2 予約クラス・運賃種別の積算率
買った運賃や予約クラスで決まる割合です。国内線のエコノミークラスなら、フレックスは100%、スタンダードは80%、シンプルは70%、セールは50%です。予約クラスとは、同じ座席の中でも値段や条件の違いを表すアルファベット1文字の区分です。
3 路線倍率
国内線は2倍です。国際線は、ANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線が1.5倍、それ以外の路線とスター アライアンス加盟航空会社の運航便が1倍です。
4 搭乗ポイント
1区間ごとに足されるポイントで、運賃や予約クラスで400・200・100・0が決まります。短い路線ほど、搭乗ポイントが全体に占める割合が大きくなります。
たとえば東京-沖縄のエコノミークラスのスタンダードは、984×80%×2=1,574.4で小数点以下を切り捨てて1,574、搭乗ポイント200を足して1,774ポイントです。
国内線の積算率と搭乗ポイント(2026年5月19日以降の搭乗分)
下の表は、ANA公式の2026年5月19日以降の搭乗分の積算率です。フレックス、Biz、スタンダード、シンプル、セール、ユースなどはANA国内線の運賃の名前で、払い戻しや変更の条件は運賃ごとに違います。条件はANA公式の国内線の積算率のページから運賃案内で確かめてください。
| 座席 | 運賃 | 積算率 | 搭乗ポイント(1区間) |
|---|---|---|---|
| ファーストクラス | フレックス、Biz、ANAカード優待割引 | 150% | 400 |
| ファーストクラス | スタンダード、株主優待割引 | 130% | 400 |
| ファーストクラス | シンプル | 120% | 400 |
| ファーストクラス | セール | 100% | 0 |
| エコノミークラス | フレックス、Biz、ANAカード優待割引 | 100% | 400 |
| エコノミークラス | 株主優待割引 | 80% | 400 |
| エコノミークラス | スタンダード | 80% | 200 |
| エコノミークラス | シンプル | 70% | 100 |
| エコノミークラス | セール、ユース、シニアなど | 50% | 0 |
出典:ANA公式「国内線 運賃種別ごとの積算率」「プレミアムポイントとは」(2026年11月2日確認)。公式の2026年5月19日以降の表では、上位の座席を「ファーストクラス」と表記しています。島民割引など、表にない運賃は公式ページで確認してください。
国内線の路線別プレミアムポイント早見表(東京発・片道)
| 区間 | 区間基本マイル | ファースト フレックス | エコノミー フレックス | エコノミー スタンダード | エコノミー シンプル | エコノミー セール |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京-大阪 | 280 | 1,240 | 960 | 648 | 492 | 280 |
| 東京-札幌 | 510 | 1,930 | 1,420 | 1,016 | 814 | 510 |
| 東京-福岡 | 567 | 2,101 | 1,534 | 1,107 | 893 | 567 |
| 東京-沖縄 | 984 | 3,352 | 2,368 | 1,774 | 1,477 | 984 |
| 東京-宮古 | 1,158 | 3,874 | 2,716 | 2,052 | 1,721 | 1,158 |
| 東京-石垣 | 1,224 | 4,072 | 2,848 | 2,158 | 1,813 | 1,224 |
早見表は区間基本マイレージから計算した例で、路線の運航や運賃・座席の設定を保証するものではありません。運休中や季節だけ運航する路線、設定のない運賃もあります。乗り継ぎは区間ごとに計算して足します。区間基本マイルはANA公式「国内線マイレージチャート」(2026年10月30日確認)。
東京-沖縄はエコノミーのスタンダードでも1,774ポイントになります。SFC修行2026完全ガイドでは、沖縄や石垣を使った修行ルートの組み方を紹介しています。
国際線の積算率と路線別早見表(東京発・片道)
| 座席 | 予約クラス | 積算率 | 搭乗ポイント(ANAグループ運航便) |
|---|---|---|---|
| ファースト | F、A | 150% | 400 |
| ビジネス | J/C、D、Z/P | 150%/125%/70% | 400 |
| プレミアムエコノミー | G、E/N | 100%/70% | 400 |
| エコノミー | Y、B、M | 100% | 400 |
| エコノミー | U、H、Q/V、W、S、T/L、K | 70%/50%/30% | 0 |
出典:ANA公式「国際線 予約クラスごとの積算率」「プレミアムポイントとは」(2026年11月2日確認)。スター アライアンス加盟航空会社の運航便は路線倍率1倍で、積算率100%以上の予約クラスなら搭乗ポイント400、それ以外は0です。
| 区間 | 区間基本マイル | 路線倍率 | ビジネス J | エコノミー Y・B・M | エコノミー U・H・Q | エコノミー V・W・S・T |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京-ソウル | 758 | 1.5倍 | 2,105 | 1,537 | 795 | 568 |
| 東京-台北 | 1,330 | 1.5倍 | 3,392 | 2,395 | 1,396 | 997 |
| 東京-香港 | 1,823 | 1.5倍 | 4,501 | 3,134 | 1,914 | 1,367 |
| 東京-バンコク | 2,869 | 1.5倍 | 6,855 | 4,703 | 3,012 | 2,151 |
| 東京-シンガポール | 3,312 | 1.5倍 | 7,852 | 5,368 | 3,477 | 2,484 |
| 東京-シドニー | 4,863 | 1.5倍 | 11,341 | 7,694 | 5,106 | 3,647 |
| 東京-ホノルル | 3,831 | 1倍 | 6,146 | 4,231 | 2,681 | 1,915 |
| 東京-ロサンゼルス | 5,458 | 1倍 | 8,587 | 5,858 | 3,820 | 2,729 |
| 東京-ロンドン | 6,220 | 1倍 | 9,730 | 6,620 | 4,354 | 3,110 |
| 東京-ニューヨーク | 6,739 | 1倍 | 10,508 | 7,139 | 4,717 | 3,369 |
早見表は区間基本マイレージから計算した例で、路線の運航や運賃・座席の設定を保証するものではありません。運休中や季節だけ運航する路線、設定のない運賃もあります。乗り継ぎは区間ごとに計算して足します。ANAグループ運航便に乗った場合の例です。区間基本マイルはANA公式「国際線マイレージチャート」(2026年10月30日確認)。公式シミュレーションで確認できたのは国内線の例のため、国際線の端数は国内線と同じく切り捨てで計算した目安です。エコノミーのL・K(積算率30%)は表から省いています。
アジア・オセアニアは1.5倍になるため、東京-シンガポールのエコノミー(Y・B・M)でも片道5,368ポイントになります。一方、ホノルルや北米・欧州は1倍なので、距離が長くても安い予約クラスでは伸びにくくなります。
SFCに必要なプレミアムポイントと逆算の目安
飛行機の利用だけでステイタスを取る場合、必要な年間プレミアムポイントは次のとおりです。かっこ内は、そのうちANAグループ運航便で稼ぐ必要がある数です。
| ステイタス | 年間プレミアムポイント | うちANAグループ運航便 |
|---|---|---|
| ブロンズ | 30,000 | 15,000 |
| プラチナ | 50,000 | 25,000 |
| ダイヤモンド | 100,000 | 50,000 |
出典:ANA公式「ステイタス獲得条件」(2026年11月2日確認)。ANAゴールドカードかANAカード プレミアムを持っていれば、30,000ポイントでグループ運航便分が15,000に届かなくてもブロンズになります。
ANA公式の「スーパーフライヤーズカード」(2026年11月2日確認)によると、SFCはダイヤモンドかプラチナの会員(条件に届いてから翌年3月末まで受けられる「事前サービス」の期間を含む)と、ANAグループ運航便で貯めたフライトマイルの累計(ライフタイムマイル)が100万に達した人が申し込めるカードです。SFCの申込資格になるのはプラチナ以上で、ブロンズは対象外です。プラチナの50,000ポイントを往復回数に直すと、次のようになります。
| 乗り方(往復) | 1往復のポイント | 50,000に必要な往復数 |
|---|---|---|
| 東京-沖縄 エコノミー フレックス | 4,736 | 11往復 |
| 東京-沖縄 エコノミー スタンダード | 3,548 | 15往復 |
| 東京-沖縄 エコノミー シンプル | 2,954 | 17往復 |
| 東京-シンガポール エコノミー Y・B・M | 10,736 | 5往復 |
| 東京-シンガポール ビジネス J | 15,704 | 4往復 |
費用を比べるときは「航空券代÷獲得プレミアムポイント」で出す1ポイントあたりの単価(PP単価)を使います。筆者も東京-沖縄のタッチ修行(短期間に往復を重ねてポイントを貯める乗り方)でSFCを目指しました。運賃は時期によって変わるため、予約の前に、候補の運賃の価格をプレミアムポイントで割って比べてください。
取得後に何が変わるかはANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の取得方法と特典、JALとどちらを目指すかはSFCとJGCの比較2026で比べています。
飛行機と日常のサービスを併用してステイタスを取る方法
ANAには、飛行機に加えて、ライフソリューションサービスの数と、ANAカード・ANA Payの決済額を組み合わせる獲得条件もあります。プレミアムポイントはANAグループ運航便の分だけを数えます。
| ステイタス | プレミアムポイント | サービス利用数 | ANAカード・ANA Pay決済額 |
|---|---|---|---|
| ブロンズ | 15,000 | 4サービス以上 | 300万円 |
| プラチナ | 30,000 | 7サービス以上 | 400万円 |
| ダイヤモンド | 50,000 | 7サービス以上 | 500万円 |
出典:ANA公式「ステイタス獲得条件」(2026年11月2日確認)。サービスには利用が必須のものがあります。この方法で獲得した場合、12月末より前に条件を満たしても事前サービスは受けられません。
併用の条件に当てはまる人は、搭乗だけで50,000ポイントを貯める方法と比べて選択肢になります。カード決済を経費で使う場合の扱いは、顧問税理士に確認してください。
よくある質問
プレミアムポイントは翌年に持ち越せますか?
持ち越せません。毎年1月から12月の搭乗分で数え直します。12月末より前に必要な数に届くと、翌年3月末までそのステイタスの事前サービスを受けられます。
プレミアムポイントはマイルとして使えますか?
使えません。マイルとは別に数えるポイントで、交換や合算はできません。同じ搭乗でマイルも別に貯まります。
ANAカードの買い物でプレミアムポイントは貯まりますか?
貯まりません。カードやホテルのマイル、キャンペーンのボーナスマイルは対象外です。ただし、カードの決済額は「飛行機と日常のサービスを併用する方法」の条件の1つになります。
スター アライアンスの他社便でも貯まりますか?
貯まります。路線倍率は1倍で、積算率100%以上の予約クラスなら搭乗ポイント400が足されます。
自分の便のポイントを確かめる方法は?
国内線はANA公式のフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションで、区間と運賃を選ぶと計算できます。乗り継ぎは1便ずつ計算します。獲得済みのポイントは会員ページのご利用実績照会で確認できます。
まとめ
ANAのプレミアムポイントは、区間基本マイレージ×積算率×路線倍率+搭乗ポイントで決まります。国内線は2倍、アジア・オセアニアのANAグループ運航便は1.5倍です。SFCの申込資格になるプラチナは年間50,000ポイントで、東京-沖縄のエコノミー フレックスなら11往復が目安です。国内線の積算率と搭乗ポイントは2026年5月19日の搭乗分から新しい表になっているため、計算は最新の積算率で行い、最新の条件はANA公式サイトで確認してください。
JALのステータスと比べたい人は、JAL FOPの計算方法と路線別早見表で同じ順番の計算を確認できます。

