「旅行用のクレジットカードを作りたいけど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」——そんな旅行初心者の方に向けて、失敗しないクレジットカードの選び方を解説します。

実は、旅行クレジットカードを選ぶ際に重要なポイントはたった3つだけです。この3つを押さえれば、初心者でも自分に合ったカードを迷わず選べるようになります。
旅行初心者がクレジットカードを選ぶ3つのポイント
旅行用クレジットカードを選ぶ際は、以下の3つのポイントを順番に確認しましょう。
ポイント①:旅行保険の充実度
旅行クレジットカードで最も重要なのが旅行傷害保険です。海外旅行中の病気やケガ、荷物の盗難・紛失に備えるための保険で、クレジットカードに付帯しているものを活用すれば別途保険に加入する必要がありません。
初心者が確認すべき保険の項目は以下の通りです。
- 傷害死亡・後遺障害:最低2,000万円以上が目安
- 傷害治療費用:最低200万円以上(海外の医療費は高額)
- 疾病治療費用:最低200万円以上
- 自動付帯か利用付帯か:自動付帯の方が使いやすい
特に注意したいのが「自動付帯」と「利用付帯」の違いです。自動付帯はカードを持っているだけで保険が適用されますが、利用付帯は旅行代金をそのカードで支払った場合のみ保険が適用されます。
ポイント②:マイル・ポイントの還元率
旅行クレジットカードの2つ目のポイントはマイルやポイントの還元率です。日常の買い物でもポイントが貯まるため、還元率が高いカードほどお得に旅行できます。
| 還元率の目安 | 評価 | 代表的なカード |
|---|---|---|
| 1.5%以上 | ◎ 優秀 | SPGアメックス、Marriott Bonvoyアメックス |
| 1.0〜1.5% | ○ 良い | ANAカードワイド、JALカードSuica |
| 0.5〜1.0% | △ 普通 | 一般的な旅行カード |
| 0.5%未満 | ✕ 低い | 旅行目的には不向き |
旅行初心者には還元率1.0%以上のカードをおすすめします。年会費無料で1.0%を超えるカードは少ないため、年会費の費用対効果も一緒に検討しましょう。
ポイント③:空港ラウンジや優待特典
旅行クレジットカードならではの特典として、空港ラウンジの無料利用があります。フライト前にゆったり過ごせるラウンジを無料で使えると、旅行の満足度が大きく上がります。
初心者が注目すべき旅行特典は以下の通りです。
- 国内空港ラウンジ:主要空港のラウンジを無料利用
- プライオリティ・パス:世界1,300か所以上のラウンジを利用可能
- 手荷物無料宅配:空港〜自宅間の荷物を無料配送
- 海外旅行保険の充実:医療費キャッシュレスサービスなど
旅行初心者におすすめのクレジットカード5選
3つのポイントを踏まえ、旅行初心者に特におすすめのカードを厳選しました。
1位:エポスカード(年会費無料で海外旅行保険が充実)
旅行初心者に最もおすすめなのがエポスカードです。年会費が完全無料にもかかわらず、海外旅行傷害保険が自動付帯されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 還元率 | 0.5%(エポスポイント) |
| 海外旅行保険 | 傷害死亡2,000万円(自動付帯) |
| 傷害・疾病治療 | 各200万円 |
| 国際ブランド | VISA |
旅行初心者が「とりあえず1枚」持つなら、エポスカードが最適です。コストゼロで旅行保険をカバーできます。
2位:JALカード(マイルが貯まりやすい入門カード)
国内旅行をメインに考えている方にはJALカード(普通カード)がおすすめです。年会費2,200円と手頃で、JALマイルが貯まりやすい仕組みになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 2,200円(初年度無料) |
| マイル還元率 | 0.5%〜1.0%(ショッピングマイル・プレミアム加入時) |
| 国内旅行保険 | 1,000万円(自動付帯) |
| 海外旅行保険 | 2,500万円(利用付帯) |
| 搭乗ボーナス | フライトごとに10%ボーナスマイル |
3位:ANAカード(ANAマイル入門の定番)
ANAカード(一般カード)はANAマイルを貯めたい初心者の定番です。年会費2,200円(初年度無料)で、ANAフライトボーナスマイルも付与されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 2,200円(初年度無料) |
| マイル還元率 | 0.5%〜(通常)、Tokyu Pointルートで1.0% |
| 海外旅行保険 | 1,000万円(自動付帯) |
| 搭乗ボーナス | 10%ボーナスマイル |
| 特典 | ANA空港ラウンジ割引 |
4位:楽天カード(日常使いと旅行を両立)
楽天カードは年会費無料で還元率1.0%と、コスパに優れたカードです。楽天トラベルでの旅行予約でさらにポイントが貯まります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 還元率 | 1.0%(楽天ポイント) |
| 海外旅行保険 | 2,000万円(利用付帯) |
| 楽天トラベル優待 | ポイント最大3倍〜 |
| 国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB/AMEX |
5位:三井住友カード(ナンバーレス)(安心のセキュリティ)
三井住友カード(NL)は年会費無料でセキュリティに優れたナンバーレスカード。コンビニ・マクドナルドでの高還元(最大5%)が魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 還元率 | 0.5%(通常)、対象店舗で最大5% |
| 海外旅行保険 | 2,000万円(利用付帯) |
| 特徴 | ナンバーレスで不正利用リスク低減 |
| 国際ブランド | VISA/Mastercard |
目的別:旅行クレジットカードの選び方
旅行スタイルによって、最適なカードは異なります。自分の旅行スタイルに合ったカードを選びましょう。
国内旅行メインの方
国内旅行がメインの方は、国内旅行傷害保険が充実したカードを選びましょう。電車・バスの遅延補償が付いているカードも便利です。また、新幹線や国内線をよく利用する方はJALカードやANAカードのマイルが貯まりやすくなります。
海外旅行メインの方
海外旅行がメインの方は、海外旅行傷害保険の自動付帯と海外での使いやすさを重視しましょう。VISAまたはMastercardブランドは世界中で使えて安心です。また、海外ATMでの手数料が無料または安いカードを選ぶと、現地でのキャッシングに便利です。
年1〜2回しか旅行しない方
旅行頻度が低い方は年会費無料のカードを選びましょう。エポスカードや楽天カードなら、旅行しない期間もコスト負担なく持ち続けられます。
年3回以上旅行する方
旅行頻度が高い方は、年会費を払ってでも特典が充実したゴールドカード以上を検討しましょう。空港ラウンジの無料利用や手荷物無料宅配など、旅行を快適にする特典で年会費の元が取れます。
旅行クレジットカードに関するよくある質問
Q:旅行用クレジットカードは何枚持つべきですか?
A:2枚持ちがおすすめです。1枚目は旅行保険重視(エポスカードなど)、2枚目はマイル・ポイント還元率重視(楽天カードやANAカードなど)を組み合わせると、保険もポイントも充実します。海外では「使えない」トラブルに備えて、VISAとMastercardなど異なるブランドを持つのが安心です。
Q:海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点は?
A:海外でのクレジットカード利用では「現地通貨払い」を選ぶことが重要です。「日本円払い」を選ぶと、加盟店側の為替レートが適用され割高になることがあります(DCC:動的通貨換算)。また、海外利用手数料(1.6〜2.0%程度)がかかるため、海外手数料が安いカードを選ぶのも節約のポイントです。
Q:旅行保険の「自動付帯」と「利用付帯」の違いは?
A:自動付帯はカードを所持しているだけで保険が適用されます。利用付帯は旅行代金(航空券や宿泊費など)をそのカードで支払った場合のみ保険が適用されます。初心者には自動付帯のカードの方が、手続きが不要で安心です。
Q:学生でも旅行向けクレジットカードを作れますか?
A:はい、作れます。エポスカードや楽天カードは学生でも申し込み可能で、海外旅行傷害保険も付帯します。ただし、未成年(18歳未満)の場合は親権者の同意が必要です。学生専用カード(JAL学生カードなど)を活用するとマイルが貯まりやすくお得です。
Q:旅行クレジットカードの審査は厳しいですか?
A:一般カード(年会費無料〜数千円)の審査は比較的通りやすく、安定収入があれば初心者でも問題なく作れます。ゴールドカード以上は審査が厳しくなりますが、年収300〜400万円以上あれば多くのゴールドカードで問題ありません。まずは一般カードで実績を作り、その後アップグレードする方法もおすすめです。
まとめ:旅行初心者のクレジットカード選びで失敗しないために
旅行初心者がクレジットカードを選ぶ際の3つのポイントをおさらいします。
- 旅行保険の充実度:自動付帯で傷害死亡2,000万円以上を目安に
- マイル・ポイント還元率:1.0%以上が理想、年会費とのバランスを考慮
- 空港ラウンジ・優待特典:旅行頻度が高いほど特典の価値が上がる
旅行初心者の方には、まずエポスカード(年会費無料・海外保険自動付帯)を1枚作ることをおすすめします。その後、旅行スタイルや頻度に合わせて、マイルカードやゴールドカードに移行していきましょう。
旅行クレジットカードをうまく活用すれば、旅行費用を大幅に節約しながら快適な旅が楽しめます。ぜひ自分に合った1枚を見つけてください。

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